「ん。新しい言葉、発見した」

耳の尖った少女。

少女の無表情は冷たい感じがイメージされるが、

ちょこちょこと卓巳の後をついて歩く姿から、

冷たい感じは可愛らしさへと変化しているようだ。

初見で沙希に”おばさん”などと口走ることから、

知識はあるが常識が無い…


これが彼女の売り文句になった。

口数が極端に少ないことも彼女特有の癖なのかも知れない。

「うるさいわね、この変態っ！」

賞金稼ぎ三姉妹の長女で、

昔は良家のお嬢様だったらしい彼女。

快活で行動の人と呼ぶのが正しいかも知れない。

とかく考えるよりも動くことが彼女のステータス。

あまり冗談が通じないのか、

直ぐに拳銃を取り出すのが可愛らしいところなのかも。

卓巳とは口喧嘩ばかりだが、

よいスキンシップになっているようで、

時たま優しい笑みを浮かべる。

だが、そこに突っ込みを入れると、直ぐに怒って否定してしまう。

「はい、畏まりました～」

賞金稼ぎ三姉妹の次女で、沙希に付き従う恐怖のメイド。

沙希のためなら何でも御座れ、

お嬢様の危機には両手にサブマシンガンを構え、

所構わず撃ち尽くす。

ポケットには手榴弾とがま口財布…

沙希よりは年上なのだが、

三姉妹の次女であることが何よりも気に入っている。

本人は自覚していないが、

のんびりとした口調と悠長な動作は皆を和ませる。

「あっそ」

無表情、無高揚、無関心を売りとする少女。

賞金稼ぎ三姉妹の三女で、

歩く武器工匠として三姉妹の

武器を管理、運営、開発をしている。

また、情報戦を得意としており、

情報収集、攪乱、ハッキングなどの後方支援が彼女の役割だ。

何事にも無表情、無高揚、無関心を装い、

卓巳とシータを目で追っているが、その真相は如何に。

「殺してあげる。私の手で」

ＵＩＰＣに所属するエージェントで、

その最高峰である”インペリアル”の

称号を持つ女性で”先読みのホリー”と呼ばれている。

その能力は一般の人とは

異なる何かを持っているといってよいだろう。

かつては卓巳の同僚として、

そして恋人としての付き合いがあったのだが、

ある事件を境に卓巳とは殺しあう敵同士に。

「そろそろ退屈な時間を終わらせるとしようか」

ＵＩＰＣ所属のエージェントで、

”無情のランドル”と呼ばれている。

無情と呼ばれる所以は、

常に殺戮の場に在って真価を発揮することから名づけられた。


無表情で血溜りに立つその姿は他を圧倒する。

ホリーと同じく”インペリアル”の称号を持っていながら、

彼女とは随分と印象の異なる男。